北海道の水の神秘。蝦夷富士羊蹄山と不凍湖の支笏湖

北海道にあこがれていますが、その中で羊蹄山はその姿が似ていることから蝦夷富士と呼ばれて地元の方に愛される山であります。

その愛された理由はもう一つあってふもとで沸く水は名水として有名です。

この水を汲みに多くの方が連日この地を訪れています。

 

この羊蹄山の水はニッカウィスキーの原水に使われているといわれています。

その透き通った水質が余市にあるウィスキー工場に運ばれ厳選されたモルトと絡めて熟成させあの濃厚で香りの高い高品質なウィスキーができています。

あの竹鶴正孝発祥のニッカウィスキーが命の水として使われています。

この地はウィスキーファンの聖地として敬われている場所と言っていいでしょう。

夏に飲んでもひんやりとした飲み心地と滑らかな舌触りが来る人ののどを潤し旅の疲れをきっと癒してくれることでしょう。

実際飲んでみた際に鋭く舌の上を通過してストンと体の中に染み込むような印象です。

そのキレの良さがウィスキーに必要なのでしょう。

羊蹄山は見ては富士山、水を飲んでは伝説のウィスキーの原水と日本の心を北海道で味わえるそんなスポットです。


水といえば、北海道には神秘的な雰囲気をかもし出す湖があります。

札幌からバスで南に移動した千歳市にある支笏湖は水深度が高いことで有名です。

実際湖岸に着き湖を見てみるとその濃厚な青色に意識を奪われます。

 

支笏湖の向こう岸にある山々も近くに見えてそれが圧迫感を与えてくれるほどの青さ加減があります。力強くそして泰然と構えるその光景は誰の干渉も受けないかの様な強い意志を感じさせてくれます。

さらに支笏湖のささやかな波しぶきは何か重たいような涼しさを肌に感じさせてくれ、何かつらいことがあっても負けずに頑張りたいという励まされるような感覚を覚えます。

この深さゆえに冬になっても凍らない湖として有名です。

北海道という北の台地での厳しい冬でもその凍てつく寒さを跳ね返して凍らないという自然界におけるその意志は見るものに感動と強い決意をもたらさせてくれます。